伊織を受け入れてくださったガーディアンはマンディーさんという方で、伊織の他にも留学生を家に迎え入れ、英語の先生として、レッスンもされている方でした。ガーディアンとは、留学生の身元引受人となる人の事です。Bestone college の生徒は寮生活をしていますが、週末は親の住む家に帰って過ごします。そのため伊織も週末はマンディーさんのお家で過ごしますが、他にクラスメイトが自分の家に招待してくれた時には、申し出をすればそれが可能でした。その場合は日本に居る私の書類へのサインが必要になります。マンディーさんが伊織を受け入れてくださったことは、伊織にとっても良かったようです。マンディーさんのご主人、ボブさんはサッカーが好きな方だったからです。学校ではあまりサッカーが出来ない伊織でしたが、ボブさんは伊織を地元のサッカーチームに入れる手続きをしてくださり、毎回、練習への送り迎えをしてくださったのです。2年目の夏休みには、マンチェスターユナイテッドが主催するキャンプにも参加させてくれました。いろいろ手続きの際には、私もマンディーさんと、メールでやり取りすることがありましたが、私が最も頻繁に連絡をしていたのは、Bedstoneで伊織を担当してくださったゲイ・ウォリスさんというお世話係のスタッフの方でした。毎週伊織との面談を行い、良かった事、反省すべきこと、次の目標を整理して、伊織と話したことなどをレポートにしてメールで送ってくれました。2週間に一度ほどだったと思いますが、私はこのメールをどれほど楽しみにしていたかわかりません。私は英語があまり得意では無かったので、個人的にみてくださる先生を見つけて、私からもゲイ・ウォリスさんにお返事を送りました。これは伊織がBedstone在学中、ずっと続けることになったため、この当時は、私の英語力が人生の中で絶頂期だったことでしょう。 ~~~~~次回はBedstoneの寮生活、というお話