ハワイ校で勉強する間、学生は卒業の進路や将来なりたい職業について先生と面談することが何度かありました。静花はもともとに日本で高校生活を送っている時、兄の伊織のように自分も海外留学をして、英語を身に付け、将来の職業に役立てたい、と言っていました。でも、私の記憶によれば、そもそもこの思考は、以前人気だったキムタクの「グッドラック」というテレビドラマがきっかけだったと思います。ドラマの中に出てくるCA役の黒木ひとみさんに憧れて、自分も将来あんな風に制服を着てスーツケースをコロコロ転がして歩きたい!と言ったのを覚えています。希望が叶い、晴れてハワイ留学を実現させた静花はこの夢の実現に大きく近づいたはずでした。でも、日本ではまだ当時は女子学生が憧れる職業トップ**だったキャビンアテンダントとしての職業は、アメリカではあまり人気がありませんでした。静花は努力の結果成績も良くリーダーシップもあったので、日本で言う生徒会長の役割も果たしていました。そして、何度か先生との面談をしていくうちに、静花の将来なりたい職業は「CAさん」ではなくなり、卒業後は本土の4年制大学への編入を目指すための編入先の大学選びが始まりました。                                            ~~~~~編入先の大学選びの旅、、、の話はまた次回