mustとhave to ~交通ルールに関する英語~

多くの日本人が、以前に中学で習った「have to」。

「~しなければならない」とか
「~する必要がある」と習いましたね。😊

そして、それと同じ意味を持つ助動詞「must」。

この二つは、肯定文ではほぼ同じ意味なのに、
否定文になると意味が変わるので、
改めて英語学習を進めていくと、少し理解が難しい、と感じる方もいるかも知れません。

ネイティブと会話するうえで、
スムーズなコミュニケーションをとるためには
ニュアンスの理解が必要です。🫤

間違った使い方をしてしまうと、ネイティブに対して
自分が意図しない悪い印象を与えてしまうこともあるので、
気をつけましょう。☝️

「have to」が持つ意味

「have to」は、訳としては「~しなければならない」となりますが、それは主観的にそう思っているというよりは、客観的に見て、そうしなければいけないだろうと思っている、と言うニュアンスで、日常的に人に対して使うこともできます。

明日までにその書類を提出してください。
➡You have to submit the document by tomorrow.

「must」が持つ意味

英語の「must」は義務を表す助動詞になります。
日本語訳では「~しなければならない」となり、「have to」と同じですが、
相手から言われた時には「逆らえない」という強い強制のニュアンスがあり、
命令の意味合いが含まれます。

ですから、もし人に「must」を使って「~しなければならない」と言うのであれば、日本語訳以上の強い強制力がつくので注意が必要です。

You must study English. は
「あなたは英語を勉強しなければならない」と習いますが、
実際にネイティブが聞くと「英語を勉強しろ!!」というよう強い印象を与えるのです。

以上のように、肯定文だと「must」の方が「have to」よりも随分と強い印象がありましたが、
これが否定文になると、それぞれ意味が違うものになるため、
注意が必要です。

「have to」の否定形

You don’t have to attend the meeting.
➡「あなたはそのミーティングに出席しなくてもいいです。」

don’t have to doは、直訳すると
「~する必要はない」と、
「~しなくてもよい」の2つです。

「~するべき状況にない」つまり、
そのような状況にないのでするべきこともないということですね。

「must」の否定形

You mustn’t attend the meeting.
➡「あなたはそのミーティングに出席してはいけません。」

先ほどのやんわりとした「~しなくてもよい」とは異なり、
今度は「~してはいけない」という禁止になりました。
これは命令形の否定文に言い換えることもできます。
肯定文と同じく強制的な意味合いが含まれるので、
使うシチュエーションはかなり限られるかもしれません。

「have to」と「must」の違いは、
「must」を使う際にはかなりの強制力が働くことがわかりましたね。
上司であっても「must」を使えば部下は威圧的に感じます。
日常生活ではまず友達には使えない、と言うことかも知れませんね。

【練習】
~交通ルールに関する英語~

車を運転する時のルールです。イラストを見て、
Must、have to、mustn’t、don’t have to
のどれかを使い、英文を言ってください。
主語はYouで、始めてみましょう。

  

【解答例】


➡You must put your seat belt on.
シートベルトを着用しなければなりません。


➡You mustn’t look at your phone when you are driving.
運転しているときに携帯電話を見てはいけません。


➡You must / have to turn the lights on when it’s dark.
暗いときはライトをオンにする必要があります。


➡You must apply the handbrake when stopped.
あなたは停車中にサイドブレーキをかけなければなりません


➡You don’t have to slow down at an intersection when the light is green.
青信号では交差点で徐行しなくても良い

~have to とmust のニュアンス使い分け👆👆~

by ドリルイングリッシュ