存在を表すhaveとthere is(are) の違い ~3種類の動詞~
動詞には、行動を表す「DO動詞」、状態を表す「BE動詞」、存在を表す「Have/There is(are)」の3種類がある、と言うお話をしましたね。
その中の、存在を表す「Have/There is(are)」。
今回は、存在を表す「have」と「there is」の違いについてみていきます。
「私はかわいい犬を飼っています」 は?
I have a cute dog.
では、
「ここにかわいい犬が居るじゃない!」 は?
There is a cute dog. ですよね。
さてここで、「have」と「Ther is」をどう使い分けましたか?
実は、「have」を使う時は、それには、明確な定義があります。
「have」を使うのは、その目的語、この場合は「dog」でしたが、
そのものが、その主語であるその「人」または「もの」に存在している時、
という定義がある、ということなんです。
I have a dog というのは、
『この犬はわたしのもの』なのです。
『私に存在している』という意味なのです。
これに対して、Ther is(are)を使う時は、
『存在しているものが誰のものかわからないとき』
という意味なのです。
「女の子が居る!」
➡「there is a girl!」
「私には女の子(娘)がいる」
➡「I have a girl(daughter).」
という違いがありますね。
ほかにも例をみていくと、
「日本には富士山があります」
➡There is Mt. Fuji in Japan.
となりがちですが!!
日本にある、、どこにあるかが明確なんですね。
なので、この場合は、
「Japan has Mt. Fuji.」
これが正解なんですね。
「このカップ、セブンイレブンのロゴマークが付いてる!」
➡「This cup has the logo of 7-Eleven.」
存在を表しているのです。
復習すると・・・、
「have」と「there is」は、ものの存在を表します。
「ある」「居る」という訳し方で良いですが、
「have」と「there is」の違いは、
そのものが、
誰か、あるいは何かのもとに、存在しているのか、
していないのか。
「誰のものか」「何のものか」
「誰にあるか」「何にあるか」
➡明確な時は「have」「has」
➡明確では無い時は「There is」「There are」
【練習】
下の日本語を、haveとThere is/are を使って言ってください。
① この部屋には窓があります。
② 私は今日、会議があるんです。
③ (人がいっぱい居るなあ、)会議があるのね。
④ トイレ、ありますか?
⑤ この辺にトイレありますかね?(観光中に)
⑥ あそこにトイレがあります。
⑦ 私には目がある。
⑧ 私にはタトゥがある。
⑨ 私には車がある。
⑩ 私には妻が居る。
⑪ 熱がある。
⑫ 恐怖がある。
【解答例】
① この部屋には窓があります。
This room has a window.
② 私は今日、会議があるんです。
I have a meeting today.」
③ (人がいっぱい居るなあ、)会議があるのね。
There is a meeting today.
*誰に?何に?・・会議があるか明確ではない!
④ トイレ、ありますか?
Dose this restaurant have restroom?
*となりますが、この場合は、お店の店員さんに聞きますね? そして、お店の人は、お店の人ということが明確なので、この場合は、「Do you~」で聞きます。
Do you have a restroom? となるわけです。
⑤ この辺にトイレありますかね?(観光中に)
Is there a restroom around here?
⑥ あそこにトイレがあります。
There is a restroom over there
⑦ 私には目がある。
I have eyes.
⑧ 私にはタトゥがある。
I have tattoo.
⑨ 私には車がある。
I have a car.
⑩ 私には妻が居る。
I have a wife.
⑪ 熱がある。
I have a fever.
⑫ 恐怖がある。
I have a fear.
~ 「存在」の、「have
は誰かが所有する!😏😏~