非現実・謙遜を表すwould, could~気分を表す助動詞~
さて今回は、中学でも習った「仮定法」についてのお話です。
日本人は中学英語で、
「もし〜ならば」を表す「if説」を習いますね。
ある条件で、その先に何が起こるかを説明する言い方です。
もしお金持ちだったら、大きな家を買うのに
If I were rich, I would buy a big house.
( If + 過去形, would + 動詞の原形 )
もっと一生懸命勉強していたら、試験に受かったのに
If I had studied harder, I would have passed the exam.
( If + 過去完了形, would have + 過去分詞 )
ここではこの「仮定法」について、
① 非現実を表す would と could 、
② 謙遜を表す would と could という、2つの使い方についてみてみます。
まずは①の非現実を表すwould と couldについてです。
①の非現実を表すwould と couldは、
時制を過去にずらすことで、
仮定(非現実)を表す、という使い方になります。
鳥だったら飛ぶのに、は
I would fly if I were a bird.
鳥だったら飛べるのには
I could fly if I were a bird.
例えば、「I would go ~~」と言う場合は、
時制を現実から遠ざけて、非現実を表しているのです。
つまり、「行かない」を意味しています。
時間があったら行くのに。
I would go if I had time.
時間があったら行けるのに。
I could go if I had time.
そして、ネイティブはif以下をほとんど省略します。
そのため、聞き手はI would, I couldと聞いたら、
来ないんだろうなー、しないのだろうなー、と
相手が非現実の話をしている、と理解するという事になりますね。
【練習】
「would」や「could」を使って非現実的な仮定を表して言ってみましょう。
① 朝寝坊できたら、すごく幸せなのに。
If I could sleep in, I’d be so happy!
② 夫がもっと手伝ってくれたら、夜にゆっくりできるのに。
If my husband helped more, I could relax at night.
③ もしお金があったら大きな家を買うのに。
If I were rich, I would buy a big house.
④ もし私たちが海の近くに住んでいたら、毎日泳げるのに。
If we lived near the beach, we could swim every day.
⑤ もっと大きなキッチンがあれば、料理が楽なのに。
If we had a bigger kitchen, cooking would be easier.
⑥ お金があれば、あのバックを買うのに。
If I had money, I would buy that bag.
⑦ もっと早く起きてたら、間に合ったのに。
If I had woken up earlier, I would have made it in time.
⑧ 車があれば、すぐに行けただろうに。
If I had a car, I could have gone there right away.
⑨ 雨が降ってなかったら、公園に行けたのに。
If it hadn’t rained, we could have gone to the park.
⑩ 私があなただったら行くわ。
I would go if I were you.
~ 「非現実」、would, could使って言ってみる 🫣🫣~