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ネイティブが会話で使う前置詞15 ≪with≫

2025年8月11日

今回の「ネイティブが会話で使う前置詞」16位はwithです。

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🌟 目次 🌟
1. 日本人が誤解しやすい「with」
2. with の起源と原初的な意味
3. コアイメージ:「一緒に繋がっている感覚」
4. 「~に対して」という意味の with
5. 「~と一緒に」という意味の with
6. 対立・衝突を表す with
7. 道具や手段を表す with
8. 人の属性や特徴を表す with
9. 付帯状況を表す with
10. 名言で学ぶ with
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≪1. 日本人が誤解しやすい「with」

多くの日本人は with = 「~と一緒に」 と覚えています☺️☺️
確かにそういう使い方はありますが、実はこれは 派生的な意味 であり、もともとの核心は別にあります。
My friend is strict with kids.
彼は子供と「一緒に」厳格だ ???

I’m angry with his behavior.
私は彼の態度と「一緒に」怒っている ???

「一緒に」と訳すると明らかに変ですよね?
私たちになじみの深い「~と一緒に」というのは、実はwith本来の意味ではないんです🧐
派生してきた使われ方の方なんです。

≪2. with の起源と原初的な意味≫

古英語で with
against(~に対して)
opposite(反対の)
toward(~に向かって)
といった意味に近い言葉で使われていました。
つまり、A と B が向かい合ったり、ぶつかり合ったりするイメージです🙂‍↕️

≪3. コアイメージ:「一緒に繋がっている感覚」≫

この「向かう・ぶつかる」という原初の感覚から、やがて A と B がつながって存在する というコアイメージが生まれ、そこから
「~と一緒に」
「~とともに」
「~を使って」
「~に対して」

with」のコアイメージを見てみましょう。

「一緒に繋がっている感覚」がwithのコアイメージです。

なぜ一緒に繋がっている感覚になったのか。この過程を理解することで「with」の理解が深まります。

といった意味が派生しました。

≪4. 「~に対して」という意味の with

本来の「向かう」というニュアンスが残った使い方です。
My friend is strict with kids.
友人は子どもに対して厳しい。

I’m angry with his behavior.
彼の態度に対して怒っている。

 

≪5. 「~と一緒に」という意味の with

派生的に生まれた、もっとも日本人がなじみやすい用法です。

I will go to the park with my friend.

友達と一緒に公園へ行く。

皆さんはIとmy friend を繋ぐwithにどんな感じを抱くでしょうか。
公園に行くくらいなので仲良く一緒に寄り添って居感じですね。
このイメージが強いので、with =共に、と仲の良いイメージで使われる、
と思い込んでいる方が多いと思いますが、

≪6. 対立・衝突を表す with

「against」の感覚が強く出るとき。
A new wrestler will fight with the champion.
新しいレスラーがチャンピオンと戦う。

   

仲がいいわけでも一緒に他の敵と戦うわけでは無いですね☺️
これはさっき出てきたwithの原初的な意味でもあったagainstのぶつかる感じを色濃くした形でwithが使われているんです。結果的に共に仲良くwithすることもあるし、
towardのように近く一方的にwithすることもあるし、試合相手のようにageinst的なぶつかる相手としてのwithもあります。
withは派生して~を使ってという道具手段だったり、身体的特徴を言い表すこともあります。

仲良くするのではなく、ぶつかる相手としての with です🤗

≪7. 道具や手段を表す with

I’m eating Thai food with chopsticks.
箸を使ってタイ料理を食べている。

        

She is writing a letter with a pen.
彼女はペンを使って手紙を書いている。

He fixed the chair with a screwdriver.
彼はドライバーを使って椅子を修理した。

道具としてのお箸とともに、という使い方です👆👆

≪8. 人の属性や特徴を表す with≫

She is about my height with red curly hair.

彼女は私と同じくらいの背で、赤くカールした髪をしている。

He is a tall man with blue eyes.

彼は青い目をした背の高い男性だ。

They met a friendly woman with a big smile.

彼らは大きな笑顔を持つ親しみやすい女性に出会った。

≪9. 付帯状況を表す with≫

「~の状態で」「~のまま」という意味です。

She often falls asleep with the light on.
電気をつけたまま寝てしまう。

Don’t speak with your mouth full.

口いっぱいに物を入れたまま話さないで。
英語的には「with 以下の状態を伴って、主文が成立している」という感覚です。

≪10. 名言で学ぶ with≫

アメリカの教育学者 ジョン・デューイ の言葉として広く知られています。

~~We only think
when we are confronted with problems.~~

我々は問題に直面したときにのみ、考える。
困難との「衝突」や「直面」こそが、思考を促し、成長につながるというメッセージです。

🌵まとめのエッセンス🌵

・with のコアイメージ は「一緒に繋がっている感覚」
・起源は against / toward の「向かう・ぶつかる」から派生
・「~と一緒に」だけでなく、「~に対して」「~を使って」「~の状態で」など多彩な意味を持つ
・派生の幅が広いのは、コアイメージが物理的にも抽象的にも応用できるから
・with の感覚を理解すると、会話・文章でのニュアンスが一気に明確になる

🌵ドリルの響き句🌵

with ならば、
つなぎ、ぶつかり、
向かい合う

 

by ドリルイングリッシュ