Column【 50代60代で始める英会話 】
その始め方や勉強のポイントは?

  • はじめに

    「もう60代か~、時間がたつのは早いな」なんて感じている方、
    学生時代や若い頃を懐かしく思うこともあるのではないでしょうか。
    イギリスの友人は、よくこういっていました。

    “It’s never too late to start.”(始めるのに遅すぎることはない)

    年齢なんて気にせず、新しい挑戦を始めることが大事だということですね。

    もし今、「英語がもっと話せたら……」と考えているなら、
    ぜひこのタイミングで英会話学習をスタートしてみませんか?

    今回は、50代、60代で英会話を始めたいと考える方のために
    きっかけや目的、効果的な学び方についてのお話をしていきたいと思います。

    英語を通じて新しい世界を広げる第一歩を踏み出す参考になれば嬉しいです。
    最後までぜひお楽しみくださいね。

  • 目次

    1. 50代、60代から始める英会話、その理由って?
    ① なぜ50代、60代で英会話を始めるの?
    2. 50代、60代が英会話を学ぶ目的とは?
    ① 仕事で使える英語力を目指して
    ② プライベートの楽しみを広げるために
    3. 50代の方の英語力はどのくらい?
    4. 50代にピッタリの英会話勉強法って?
    ① 文法の基本をしっかり見直す
    ② 外国人と会話する機会を作る
    ③ 学びの成果を確認するレベルチェック
    5. 成果を出すカギはアウトプット!
    6. まとめ 英会話を始めて広がる50代の未来

1. 50代、60代から始める英会話、その理由って?

50代、60代って、どんな年代でしょうか。
お仕事ではキャリアの集大成に向けて頑張っていたり
子どもがいる方なら子どもが結婚したり
これまで後回しにしていた自分の時間を少しずつ持てるようになったりと
人生の転換点ともいえる年齢かもしれませんね。

でも、その一方で、体力の低下を感じたり
これからの健康や生活にちょっと不安を抱えることもあるかもしれません。
そんな年代の皆さんが「英会話を始めてみよう」と思うきっかけって
どのようなものなのでしょうか。

まず、新しいことにチャレンジしようとする気持ちを
心から応援したいと思います!

また、新型コロナウイルスの流行や経済状況の変化などを受けて、「これからのキャリアのために英語が必要だ」と感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。
英会話を学び始める理由はさまざまですが
一歩踏み出すその決意は本当に素晴らしいことだと思います。
① なぜ50代、60代で英会話を始めるの?

人生を振り返るタイミングとして
新しい趣味に挑戦する50代、60代の方は少なくありません。

海外旅行やヨガ、ガーデニング、楽器演奏、ゴルフといった趣味に加えて
語学学習も人気のひとつです。

では、50代60代の方々は
どんなきっかけや理由で英会話を始めたいと考えるのでしょうか?

・これまでできなかったことへの挑戦
・旅への憧れや海外への興味
・健康や認知機能への関心
・趣味や仕事の幅を広げたい
・地域活動や国際交流への関心

現在の50代・60代の方々は、学生時代には主に受験英語を学び
「英語を使ってコミュニケーションを取りたい」
という思いを持たれる方も多いと思います。

当時、公立の学校で英語を学ぶのは中学校からが一般的で
50代・60代の方々が中学・高校時代を過ごした1970~1980年代には
海外留学はまだ一般的ではありませんでした。

また、パーソナルコンピューターが普及し始めたのは
さらに後の時代。何を隠そう、私が英語を学んでいた頃は
音声教材といえばカセットテープやCDが主流でした。
何度も巻き戻して繰り返し聴きながら、発音を真似して練習したのを思い出します。

ほかにも、熱心に学ぶ人の中には、付録にカセットテープが付いた教材を使ったり
英語放送を聞いて勉強する人も多くいました。
私もその一人でしたが、外国人と直接会話を練習する機会は本当に少なく
当時は英会話ができる環境がほとんどなかったのです。
今では、あの頃の苦労が懐かしくもあり
英語を学ぶ環境が劇的に進化したことは、昔からは想像もできなかったことなのですね。

今では、インターネットさえあれば、外国人講師と気軽に会話が楽しめる「オンライン英会話」などの便利なサービスが普及しています。
しかし、これらは50代・60代の方々が学生時代や20代・30代を過ごしていた頃には存在しなかった新しい選択肢なのです。

2.50代、60代が英会話を学ぶ目的とは?

日本では、「若いくせに」「もう年だから」といった
年齢を意識しがちなところがありますよね。
でも、興味があることは何歳から始めても遅くありません。

It’s never too late!
(遅すぎることなんてことは無い!)

という言葉があるように
新しいことを始める意欲さえあれば、それがスタートのタイミングです。
「英会話を始めたい」と思ったなら、それは今が学び時。迷わず一歩を踏み出してみましょう!
① 仕事で使える英語力を目指して

仕事を通じて英会話力の必要性を感じた方もいらっしゃるかもしれません。
勤務先のグローバル化が進み、英語が欠かせない場面が増えたり、
退職後にフリーランスとして英語を活かしたいと考えたりするのは、
多くの方が感じることではないでしょうか。

小学校で教員をしている何人かの私の友人が、
英語学習が始まったことで、もっと英語が出来たら、と話すのを聞くこともあります。

私自身人生経験を通じて感じるのは
この人生経験の豊かさが大きな武器になるということです。
新しい情報を受け取る柔軟性や、外国人にシェアできるエピソードがたくさんあるのは、まさに国際交流をする上でのアドバンテージだと感じます。

仕事を通じて英会話力が必要になる場面も多いですね。
たとえば、会社のグローバル化が進んで英語が不可欠になったり
退職後に英語を活かした仕事を目指したり。
先ほどお話したように
小学校で英語教育が始まったことで
教師の方が「もっと英会話を上達させたい」と思うケースもあります。

特に、日本では英語のスピーキング力はまだまだ強みになります。
他の人と差別化を図るためにも
英会話を中級レベルまで引き上げるだけでも
自分のキャリアに大きなプラスとなるでしょう。

英語ができないことで困る場面があっても
英会話スキルが仕事の妨げになることはありません。
むしろ、英語が話せることで
外国とのやり取りが必要な部署への異動や、転職での選択肢が広がる可能性もあります。

さらに、50代60代でも歓迎される職種として
企業向け英会話講師やスクールの非常勤講師などもあります。
これまで培ってきた経験と英会話力を組み合わせることで、新しい可能性を見出すことができると感じます。

だからこそ、人生経験を活かしながら、英語を学び続ける価値は十分にあると思うのです。

② プライベートの楽しみを広げるために

50代60代の多くの方が、これからの人生をより豊かにするために英会話を身につけたいと考えています。

英語を使いたい場面として最も人気なのは海外旅行ですが
海外に行かなくても英語を活用する機会は身近にあります。

たとえば、地元で暮らす外国人との交流や、外国人旅行者への案内、さらに日本語ができない方をサポートするボランティア活動などです。

すべての外国人が英語圏出身とは限りませんが
相手が日本語を話せない場合には、世界共通語である英語が役立ちます。
英会話ができることで、外国人と交流する際にスムーズなコミュニケーションが取れるのは大きな喜びにも感じることでしょう。

また、SNS(交流サイト)の発達により
外国人と連絡を取り合いながら関係を深めることも簡単になりました。
旅先で知り合った方や、オンラインで出会った人と日常的にやり取りを続けることも可能です。

このように、外国人との交流を通じて、異文化を学び視野を広げたり、日本文化の良さを再発見することもできます。
豊かな人生経験を持つことで、新しい情報を柔軟に受け取る力や、
外国人にシェアできる興味深いエピソードもたくさん持っているのです。
こうした経験や知識は、国際交流を深める上で大きな役割を果たす力になるのです。

3.50代の方の英語力はどのくらい?

これから英会話を学ぼうとしている方であれば、英語への興味は少なからず持っていることでしょう。他の趣味を選ばずに、あえて英会話学習を始めるということは、すでに挨拶などの基本的な英会話フレーズには触れたことがあるかもしれませんね。
ただし、50代、60代で英会話を始めようとする方の英語力は、本当に人それぞれです。

・学生時代に学んだだけで、それ以降英語を使う機会がなかった初心者の方
・海外旅行や短期留学を経験し、簡単な英会話ができる方
・仕事でビジネス英語を使い、さらにレベルアップを目指す方

学生時代に英語を習ったものの
日々の忙しさや使う機会の少なさから
文法や単語を忘れてしまった方もいるかもしれません。
教科書や受験英語のレベルで止まっている場合もあるでしょう。
しかし、今改めて英語学習を「義務」ではなく「自分で選んだこと」
として取り組むことで、新しい視点で英語に向き合うことができるはずです。

学生時代に苦手だった単語の暗記も
今では「覚えたい」と思えるからこそ
むしろ楽しみながら取り組めるかもしれません。
そして、テストや入試のためではなく
自分のペースでじっくり学べるのも、この年代から始める学習の魅力です。

このことは、50代60代からの新しい人生をより豊かにしてくれることでしょう。

4.50代にピッタリの英会話勉強法って?

「英会話を始めたい!」と決意したからには
まず、効果的な勉強法はどんなものだろう?と思うはずです。

英会話を習得して実現したいことの中心は「外国人とのコミュニケーション」ではないでしょうか。

そのためには、目標達成の鍵となる「外国人と話す機会」をどう作るかが重要です。
外国人の友人や知り合いをつくり、英語で楽しく会話ができるようになれば、自分の成長を実感できますね。

必要なのは、学ぶ楽しさややりがいを感じられるポジティブな環境を整えること。
英会話の学習を心から楽しむことで、目標への道はさらに明るくなるのです。

① 文法の基本をしっかり見直す

軽い立ち話のような簡単な会話であっても、基本的な英文法の理解は欠かせません。
なぜなら、日本語が比較的自由な語順で成り立つのに対し
英語は正確な語順のルールがあるため、単語を好きな順番で並べるだけでは、相手に意図が伝わらない、という特徴があるからです。
また、現在の話なのか、過去の出来事なのかを相手に伝えるためにも、
正しい時制や動詞の形を使うことが必要です。

ただし、決して難しく考える必要はありません。
基本の英文法は、日本の中学校で学ぶレベルで十分です。

現在では、スマートフォンやタブレットで利用できる便利な学習アプリが数多くあり
いつでもどこでも気軽に復習ができます。
こうした方法で基礎的な英文法を見直し、例文で学んだ単語やフレーズを記憶しながら
実際の会話で自然に使えるように練習していきましょう。

② 外国人と会話する機会を作る

英会話を効率よく習得するために
外国人と会話ができる機会を積極的に作ってみましょう。

ただし、友人や知り合いとの会話では、間違いを指摘してもらえなかったり、
正しい使い方を学ぶには限界があることもあります。
また、英語のネイティブスピーカーでも、文法やルールを詳しく説明できないことが多いものです。

この点、専門的な訓練を受けた講師と学ぶことで、効果的かつ正確な指導を受けられます。

例えば「ドリルイングリッシュ」では
講師が生徒さんの現在のレベルにしっかり寄り添いながら、一人ひとりに合った効果的なレッスンを提供します。初心者でも安心して始められるのが魅力です。
オンラインレッスンなら、自宅からでも好きな時間に学べるため、忙しい方にもぴったりの学習方法です。また、レッスンでは基本文法の復習から実践的な会話練習までをバランスよく行うことで、しっかりとスキルを身につけることができます。

英会話力を伸ばすためには、インプットだけでなく「アウトプット」の場が欠かせません。実際に会話を重ねることで、間違いに気づいたり、発音や相槌の仕方が自然と上達していきます。

“The more you practice, the better you get.”
(練習すればするほど上手くなる)

この言葉の通り、実践の積み重ねが大切です。
「ドリルイングリッシュ」で、英語を使う自信を一歩ずつ高めていきませんか!

③ 学びの成果を確認するレベルチェック

英会話の学習を進めるうえで
自分の英会話力がどれだけ上達したかレベルチェックをすることも大切です。
以前の自分と比べてスキルアップを実感できれば
モチベーションもさらに高まるはずです。

レベルチェックにはいくつかの方法があります。
たとえば、英語学校や英会話スクール、オンライン英会話の体験レッスンを利用するのも一つの手です。また、TED(Ideas change everything)のような世界中の専門家によるプレゼンテーション動画を視聴するのもおすすめです。

TEDでは、健康やAI、スポーツなど、さまざまな分野の講演をオンラインで視聴できます。15分程度の動画が多く、日本語や英語の字幕を表示することも可能なので、自分の興味のあるテーマを選んで聞き取る練習をしてみましょう。
繰り返し視聴することで、関連する単語や言い回しを覚え、外国人との会話で活用できる話題を増やすことができます。

さらに、資格や試験に挑戦してみるのも良い方法です。
スピーキング力を測定できる試験に取り組むことで
自分の目標に対してどのくらいのレベルに達しているか確認できます。

「ドリルイングリッシュ」のレッスンでは、毎回講師が生徒さんの進捗やレベルを確認し、その都度的確なアドバイスをします。
毎回のレッスンの中でレベルチェックを行うことで、自分に必要な学習ポイントをしっかり把握できるため、効率よく上達することができます。
ぜひ、「ドリルイングリッシュ」のレッスンと併せて、TEDや試験挑戦などの取り組みを活用しながら、自信を持って学びを進めてみてはいかがでしょうか。

5.成果を出すカギはアウトプット!

多くの日本人は学生時代に英語学習に多くの時間を費やしたにもかかわらず、
英会話ができない・・、という思いを持っています。そんな悲しい経験を繰り返すのはもうやめましょう。
実際に話す力を身につける学習に切り替えることが必要なのです。

英会話を再スタートするなら
これまでと比べものにならないくらい、アウトプットの機会を意識して作ることが重要です。
文法を間違えたり、とっさに単語が出てこなかったりしても構いません。
失敗を恐れず、何度でもチャレンジしてください。
RとLの発音に悩んで話すのをためらうより、
まずは話してみることが大切です。失敗は次に改善すればいいだけです。

“You get what you give.”
(与えたものが返ってくる)

英語圏でも、強いなまりの英語を話す人もたくさんいます。
でも、彼らは「英語に自信がない」と言うことなんかありません。
彼らは自分の英語力を気にしすぎず、とにかく積極的にコミュニケーションを取ろうとするのです。

一方で、日本人は義務教育で英語を学んでいるにもかかわらず、「英語に自信がない」と答える人が70%以上いるという調査結果もあります。
この違いの背景には、完璧主義や失敗を恐れる心理があるのではないでしょうか?
50代、60代の皆さんは、仕事でもプライベートでも多くの経験を積んできた世代です。学生時代に英語が得意だった人も、苦手だった人も、「英会話を勉強しよう」と思った今、その過去のイメージは一度手放してください。

なぜなら、今回の英語学習の目的はテストで高得点を取ることではなく、外国人と英語でコミュニケーションを取ることだからです。
外国人と出会う機会を積極的に作り、アウトプットを増やしていくと、自然とインプットも増えていきます。これこそが双方向の「コミュニケーション」です。失敗を恐れず、勇気を持って一歩踏み出し、英会話を楽しんでください。

6.まとめ 英会話を始めて広がる未来

中学校で習う単語やフレーズ、文法の基礎を学び直すことは
学生時代にやってきたことと変わりありません。
しかし、「もう一度英会話を勉強してみよう」と思った今のあなたなら、
より意欲的に取り組めるはずです。

さらに、仕事や生活の中で培ってきた経験を活かせる50代、60代だからこそ、
英会話学習を効率よく進められるでしょう。

英会話上達のポイントは
多少の失敗を恐れず
オープンな気持ちでたくさんの会話の機会を作ることです。

ここでおすすめしたいのが、「ドリルイングリッシュ」のレッスンです。
一人ひとりのレベルや目標に合わせ、講師があなたにより寄り添ってレッスンを行います。さらに、アウトプットの機会が豊富なため、実践を通じて着実にスキルを伸ばすのに役立ちます。

“Better late than never.”
(遅くてもやらないよりは良い)

だからこそ、楽しみながら英会話を学び、実際に使えるスキルとして身につけていきましょう。「ドリルイングリッシュ」で一歩を踏み出してみませんか。

それでは、これからも楽しい英語学習を。

See you !!