40歳で始めた英会話のメリット

学生の頃はそれなりに英語を勉強してきた私でしたが、
大人になって英語が喋れたか、というと、まったく出来ない・・・。

静岡ののどかな環境では、
英語を喋る機会すら皆無と言っても過言ではありませんでした。

息子が3歳になったある日、
自宅近くのスイミングスクールに通い始めた時の出来事です。

たまたま知り合った “お母さん仲間” の一人と話していると、
その人が
「私も主人も英語は出来るので、・・・・」
と言ったのでした。

私はその言葉で
なんか胸に衝撃のようなものが走ったのを覚えています。

ただの“お母さん仲間”だと思って親しげに話していたこの人が、
「英語、できる人なの ⁉　」
と、その瞬間、その人の存在が
まるで異次元の人、凄い人なんだ、
という見方に変わってしまった・・・。

その頃の私にとって、英語、英会話、
というものは、それくらい遠い存在でした。

その後も私ののどかな田舎暮らしは続いたため、
英会話に接することもなく子供の世話に追われる毎日でしたが、
あるきっかけで息子がイギリスに留学することになりました。

私は息子の学校の先生と、
英語でメールをやり取りする必要が出てきたのでした。

それだけでは無く、
息子がお世話になる現地の人たちとの交流もあり、
晴れて私は英語の世界に足を踏み入れることとなりました。
憧れの英語の世界。

この世界に踏み出す正当な理由が私に与えられたのでした。

私が求めていたもの・・・。

あんな平和なのどかな田舎暮らしでは、
英語の世界に踏み込むには
それなりのまっとうな理由が必要でした。

それから私は、大腕を振って
「駅前留学」の門をたたいたのでした。

そんなふうに、私の英会話学習生活が始まりました。

私の生活は一変しました。

肌身離さず単語カードを持ち歩き、
英文暗記、NHK基礎英語はカセットテープに録って、
車の運転中はロールプレイを繰り返し、
知る限りの大手教室にも入会したのでした。

楽しかったな～～。

お教室の先生と少しずつ英語で話せるようになっていったり、

同じ教室の人たちとの交流、

レッスンを中心に自分のスケジュールを立てていくことすら
楽しみでした。

私の「駅前留学生活」は

その後もしばらく続きました。