娘の休暇に合わせてHawaiiへ
娘が東海大学Hawaii校に進学したあとのことを思い出すと、
私は少し反省すべき点が多いです。
以前から英語を習得したいと思っていた私にとって、
娘のハワイ留学は英語力アップのために有効に使うべきでした。
でも私は娘の留学先がHawaiiだということに浮かれてしまいました。
息子のイギリス留学が始まった時には、
いろいろな手続きや、学校とのやり取りで
私がやることも多かったので大変でしたが、
娘の時は、初めの手続きから入学後の生活のケアまでが
学校ぐるみで行き届いていたため、
親としてはとにかく心配が少なかったのです。
入学して半年後に、現地の先生が来日して
生徒の親への報告会がありました。
娘はまじめな性格から、
ワイキキやアラモアナの誘惑に負けることなく
勉強に励んでいました。
生徒同士の間でもリーダーシップを取り、
日本で言う生徒会の活動にも進んで参加している、
という、先生からの高評価で、
私も主人もとても喜んだのを覚えています。
そして浮かれた私は娘の休暇に合わせてHawaiiを訪れ、
休暇を満喫・・・。
と、そこまでは良かったのですが問題はそこからでした。
ホテルのフロントでのやり取りや、
レストランでの店員さんとの会話の時に、
私は自分で英語を喋るのではなく、
娘に「*****」って言って!と、
お願いする始末・・。
娘はついに「それくらい自分で言ってよ」
と怒ってしまいました。
なぜこんなことになったかというと、
それは私が浮かれてしまったせいで、
相手に、より細かな内容を伝えようと思ったからでした。
私の中途半端な英語ではそれができませんでした。
娘も、初めはまったく英語ができない状態でHawaiiに来て、まだ数か月。
私は何でも喋れると思って娘に通訳をお願いしましたが、
細かいニュアンスを伝えたりは、まだ容易ではなかったことでしょう・・。
娘にいつまでも頼っていては自分の成長はない
そして、その後もこんなことが起きていきました。
現地の人たちとのコミュニケーションでは、
英語のできる人が圧倒的に有利です。
現地の人たちは観光客に、とてもとても親切ですが、
例えばレストランでオーダーをして、笑顔で対応してくれたとしても、
そのあと、娘がなんか英語で「グジュグジュ」って喋ると、
その場でたちまち盛り上がって
私の分からない早い英語でしゃべりだします。
いーなー、こういうの・・
私はそれを見ているだけで楽しくなってしまいました。
もしそれが自分の娘じゃなかったら
なんか気まずいと思ったかもしれません。
でも、娘がこんなに楽しそうに、しかも私があんなに
あこがれていたネイティブな英語で現地の人たちと会話している…!
私がそこに踏み入る必要なんて感じられなかったのでした。
私は毎回こんなことを日本に帰国してから反省しました。
こんなことではダメだ!
娘にいつまでも頼っていては自分の成長はないのだ!!
と。。。